日経平均株価が最高値!新NISAへの影響を初心者にも分かりやすく解説

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2月27日の日経経済新聞によると『27日の東京株式市場で日経平均株価が3日続伸し、史上最高値を連日で更新』というニュースがありました。

過去に最高値だったのが1989年12月29日に付けた3万8915円とのこと。

実に34年ぶりの更新

この原因は何なのか、そして2024年から始まった新NISAによって投資を始めたという人のために、私たちへの影響について調べてみました。

この記事を読むと新NISA運用の方向性世界の動向について、興味を持てるようになると思います。

筆者
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私は元公務員のFPとして、お金について有益な情報を発信しています。

日経平均株価とは

そもそも日経平均株価って何の指数なの?

日経平均株価とは
  • トヨタ自動車やNTTなどの日本を代表する大企業225銘柄の株価をもとに算出した指数のこと
  • 225銘柄は、日経新聞が東証プライム市場に上場している銘柄の中から、業種や取引量などのバランスを考えて選んでいる
  • 指数の動きが株価の高い銘柄の影響を受けやすい
  • 海外で同様の指数として有名なものに、NYダウやS&P500、ナスダック総合指数がある

日経平均株価が最高値になった原因

私たちが暮らしていくなかで、ガソリン代が高かったり、給料が上がらないので、完全に景気がいいとは感じられない思います。

なのになぜ日経平均株価が最高値になっているのか。

その原因は円安が続いていることなどいくつかが挙げられます。

この記事では、株や経済に興味をもてる次の3点をピックアップします。

原因1:世界の投資家が日本株を買っている

原因2:アメリカ企業の好調によるミラー効果

原因3:日本企業の株価を意識した経営

いま日本株が海外投資家から買われている

ここ数年間は業績のいい中国株や香港株が買われていましたが、デフレ圧力が高まり企業業績の悪化懸念が高まったことで、中国株や香港株を売却する投資家が増えているとのこと。

筆者
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その多くは、日本株インド株へ移っていっているようです

中国では日本株連動の上場投資信託(ETF)が、個人投資家の間で人気になったり、日本でも『新NISA』がスタートしたり‥

これらにより日本株が買われたことが、株価上昇の一因とみられています。

エヌビディアなどアメリカ企業の好調

2月6日日経経済新聞によると「アメリカ企業の時価総額が世界の5割を超えた」というニュースがありました。

私の記事でもこの原因とエヌビディアについて取り上げました。

エヌビディアとはアメリカの画像処理半導体(GPU)を取り扱う大手企業のこと。

2月22日には、前日比約16%上昇、ロイター通信によると、同社の時価総額は1.9兆ドル(約285兆円)を超え、1日で約2770億ドル(約42兆円)増えたとのこと。

筆者
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米企業の時価総額の1日の増加額としては過去最大にもなるらしい

そして、エヌビディアの半導体の設計を手掛ける企業からの生産を手掛ける台湾積体電路製造(TSMC)の工場が熊本にも建てられ、2月24日に開所式が行われたことはニュースで見たというかたも多いのではないでしょうか。

なぜアメリカが好調だと日本株価が上がるのか。

それはアメリカのナスダック市場に上場する半導体やIT企業などの業績高まると、東京市場でもこれに関連する企業の株価も上昇するから。

会社四季報オンラインニュースによると次のように書かれています。

世界大手の半導体製造装置メーカー・東京エレクトロンの2月22日の株価は約6%、GPUの検査装置を手がけるアドバンテストは7.5%上昇。

同日の日経平均株価は前日比で836円上昇し、史上最高値を更新。

そのうち337円をこの2社だけで押し上げた計算になる。

こういうこともあり、アメリカ企業の好調が日本の株価を上げた一因といえます。

株価を意識しだした日本企業

東証が今年1月、PBR(株価÷純資産で求める)1倍を継続的に割り込んでいる企業に、対策を求める改革案を示しました。

筆者
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世界に誇るホンダや日産もPBR1.0を下回っています

これは「お金を貯め込んでいないで、もっと株主への還元を意識しなさい」という要請をしたということ。

それにより株価を意識しだした日本企業は何をしだしのたかというと、自社株買いです。

自社株買いとは、流通する株式を減らして株価引き上げを狙う株主還元策の一つ。

これも株価を引き上げた一因となっているとのことです。

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新NISAでの対応は?

シンプルアイソメ_新NISA

新NISAを始めた人は多く、その中でも多く買われているのが、『S&P500』や『オールカントリー』。

日本株よりも海外の商品が買われています。

筆者
筆者

日本の投資マネーの多くが海外に流れているんですね

Yahooニュースにあるとおり、日本株を押し上げているのは海外投資家です。

海外投資家は資金の振り向け先を世界中で探り、迅速に動きます。

なのて一度飛びついてもすぐに離れる。

いま海外投資家を引き付けているのは円安です。

もしいま開いている日米の金利差がどんどん縮まれば、円高がすすみ、株価が下降していくことも十分に考えられるのです。

では私たちはいま、日本株を買う方がいいのでしょうか。

日本株を買うのは少額からスタート

新NISAに合わせて、今の日本株の高騰により、日本株に手を出す人は増えていくと思われます。

株価が上がれば、それだけ利益がでます。

「今から日本株を買うべきか」

売り買いを頻繁にするわけではなく、長期保有をするなら今後も日本株が高騰していくのかどうかがカギになりますよね。

賃上げや企業投資などのニュースもあり、これから日本は景気が良くなっていくような兆しがみえなくもないので、今後の動向を気にしつつ、少額から購入してみるのもいいと思います。

日本株を選ぶ際はPBRに注目

株価を分析する指標の1つに先にも出てきた『PBR』があります。

PBRとは「株価が1株当たりの純資産の何倍か」を示す指標のことで、「株価÷純資産」によって求めることができます。

筆者
筆者

つまりPBRとは、企業が発行する1株にたいして企業の純資産がいくらなのかを表します

PBRが低いということは、分母である『純資産』が大きく、分子である『株価』が小さいので割安な株式、逆にPBRが高いと割高な株式ということになります。

割安のときに購入しておくと、今後企業の業績があがり、株価が上昇していくと、利益が大きくなっていきますよね。

そういった観点からPBRの低い企業の株を買う『割安株買い』があります。

PBRがこれからは上がっていきそうだね!割安株を爆買いだ!

しかしそうとも限りません。

PBRは39年前は5.6倍でしたが、いまは1.3倍。

なのに日経平均株価が最高値となっている。

この原因となっているのが自社株買いです。

自社株買いは先述しましたが、純資産がそれほど高くないのに、株価があがります。

ただ自社株を買っただけなので、効果も継続性も限界がある

ですので今の株高は一時のもののようにも思えてくるのです。

企業を応援するために株を買う

日本株を買うことで、その企業のことを調べますよね。

そして株式を購入すると、今後の動向が気になり、愛着がわき応援したくなります。

企業側は、株式を買ってもらいそこで得た収益を元手に、設備投資や研究開発をして、それが業績の上昇につながり、社員たちの給料があがります。

経済がどんどんまわり始めます。

実際はこのようになかなかうまくはいきませんが、あなたの手にはそんな力があるのかもしれません。

あなたが応援したい企業を調べ、買ってみるのも面白いですね。

日経平均株価が最高値のまとめ

株価分析

新NISAが始まり、経済に関心をもつことで、さまざまなニュースが耳に入るようになってきたのではないでしょうか。

それはあなたが投資を始めたことで、気になるニュースの1つになったから、自然と耳に入ってくるようになっただけかもしれません。

まだ新NISAを始めるのに足踏みしている人は、ぜひこれを機会に始めて見てください。

私の別の記事ではSBIでNISAを始める方法がありますので、ぜひそちらを見て簡単に始めてみましょう。

まずは資料請求から始めてみてください。

「投資は怖いから始めない」という考えは、もう持たないほうがいいでしょう。

この記事があなたのお役にたてると幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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