公務員から民間企業へ転職するには?評価される強みと転職先、伝え方のコツ

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公務員から民間企業へ転職するには?評価される強みと転職先、伝え方のコツ

公務員を辞めて民間に転職したいけど、公務員の経験って本当に通用するのかな

周りに転職した人がいなくて、何から始めればいいのか分からない…

公務員の職場は、そもそも転職する人が少ない場所。相談できる先輩もいなければ、民間の転職活動がどう進むのかも見えにくいもの。不安が大きくなるのは当然です。

先にお伝えすると、転職の結果を分けやすいのは「どこへ行くか」より、公務員の経験を、民間に伝わる形で話せるかどうかです。

この記事では、元地方公務員の立場から、公務員の経験が活きる転職先、職務経歴書や面接での伝え方、在職中に守りたいルールまでをまとめました。

最後に、転職ではなくフリーランスを選んだ僕自身の経験もお話ししますね。

この記事で分かること
  • 公務員からの転職が「厳しい」と言われる理由と、評価される強み
  • 公務員の経験が活きる転職先
  • 職務経歴書と面接で、公務員の仕事を伝えるコツ
  • 在職中の転職活動で守りたいルール
  • 転職エージェントの選び方と、転職以外の選択肢

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目次

結論|公務員から民間への転職のカギは経験の伝え方

公務員からの転職って、やっぱり厳しいんですか?

筆者

厳しいと言われる理由ははっきりしています。裏を返せば、対策もはっきりしているんですよ。

「厳しい」という言葉だけが一人歩きしがちですが、中身を分けてみると対策が見えてきます。まずは理由と、逆に評価される強み、年代による違いを押さえておきましょう。

「公務員からの転職は厳しい」と言われる3つの理由

公務員からの転職が厳しいと言われるのは、能力が低いからではありません。民間の採用担当者からすると、経験が見えにくいからです。

公務員の仕事は利益を追うものではないので、成果を売上のような数字で示す機会が限られます。書類を読んだだけでは「何ができる人なのか」が伝わりにくいんですね。

  • 数字で示せる実績が少ない——売上や利益で成果を語りにくい
  • 専門分野が見えにくい——数年ごとの異動で、担当がたびたび変わる
  • 先入観を持たれやすい——「安定志向で、変化に弱そう」と思われがち

3つとも、原因は「伝わりにくさ」。このあと紹介する言い換え方を知っておけば、かなりの部分をカバーできます。

それでも民間で評価される公務員の強み

公務員の経験には、民間企業でもそのまま通用する強みがあります。

役所の仕事は、法律やルールに沿って正確に進めることと、立場の違う人の間に入って調整することの連続。これは業種を問わず、多くの会社で必要とされる力です。

公務員の仕事での経験民間で評価されるポイント
法令や規則に沿った事務処理正確さ、コンプライアンス意識
住民・議会・業者との調整利害の違う相手とまとめる調整力
予算の要求と執行数字の管理、根拠を示して説明する力
窓口や苦情への対応相手に合わせた説明力、粘り強さ

自分では当たり前だと思っている仕事ほど、民間から見ると価値があるもの。まずはそこに気づくのが、転職活動の第一歩になります。

年代によって変わる転職の進め方

公務員からの転職は、年代によって見られるポイントが変わります。

一般的に、若いほど将来の伸びしろが重視され、年齢が上がるほど「入社してすぐ何ができるか」を問われやすくなるためです。同じ公務員の経歴でも、20代と40代では準備することが違ってくるんですね。

年代見られやすい点進め方のポイント
20代意欲や伸びしろ未経験の職種にも挑戦しやすい
30代これまでの経験と、それを活かせるか経験が活きる業界・職種に絞る
40代以上専門性や、人をまとめた経験資格や管理職経験を軸に探す

自分の年代で「そもそも辞めるかどうか」から迷っているなら、先にこちらの記事も読んでみてください。

公務員の経験が活きる転職先

公務員の経験が活きる転職先

公務員から転職するなら、どんな仕事を選べばいいんですか?

筆者

最初は「今の経験を言い換えやすい仕事」から探すのがコツです。職種ごとに見ていきましょう。

まったく新しい業界に飛び込むこともできますが、最初の転職では、公務員の経験をそのまま説明できる仕事のほうが話が通りやすくなります。

代表的な4つの方向を紹介します。

事務・経理・総務

行政職の経験をいちばん活かしやすいのが、事務・経理・総務の仕事です。

書類の作成や決裁の流れ、予算の管理など、役所で毎日のようにやってきたことと、仕事の中身が近いから。未経験の分野に比べて、「前の職場で何をしていたか」をそのまま強みとして話せます。

役所での経験活かしやすい仕事
起案・決裁・文書の管理総務・一般事務
予算の要求と執行、支払いの事務経理・財務
職員の給与や福利厚生の事務人事・労務
契約や入札の事務購買・法務

担当してきた業務と求人の仕事内容を並べて、重なる部分を探してみてください。応募先を絞るヒントになります。

建設・インフラ(技術職の場合)

土木や建築などの技術職なら、建設・インフラ業界は有力な転職先です。

発注者として工事や設計を監督してきた経験は、仕事を受ける側の会社から見ても「発注者の考え方が分かる人」として価値があります。

現場の知識と、役所の手続きの両方を知っている人は、そう多くはないので重宝されます。

  • 建設コンサルタント——道路や河川などの調査・計画・設計
  • 建設会社——工事現場の施工管理
  • 発注者支援業務——役所の工事監督や積算などを補助する仕事

施工管理技士などの資格を持っていれば、経験の裏付けとしてさらに伝わりやすくなります。役所で積み上げた知識が、そのまま武器になる分野ですね。

資格を持っていることでさらに転職しやすくなります!

IT・コンサル

役所の中を知っている経験は、行政に関わるIT企業やコンサルティング会社でも活かせます。

自治体向けのシステムやサービスを扱う会社では、役所の仕事の流れや物事の決まり方を知っている人が求められることがあります。

行政のデジタル化が進むなか、「中の事情が分かる」ことは、ほかの応募者にはない強みといえるでしょう。

分野活かせる経験
自治体向けのIT企業業務の流れ、調達や契約の仕組み
公共分野のコンサルティング計画づくり、関係者との調整
エンジニアなどのIT職業務の知識は活きるが、技術の学習が別に必要

ただし、覚えることが多い分野なので入社前にどこまで勉強しておくかは、あらかじめ考えておかないといけない。

独立行政法人・団体職員

働く環境を大きく変えたくないなら、独立行政法人や公益法人などの団体職員という選択肢もあります。

公的な事業を担う組織が多く、仕事の進め方が役所に近いところも少なくありません。公務員の経験が伝わりやすく、転職後もなじみやすいのが良いところです。

比べる点団体職員一般の民間企業
仕事の進め方役所に近いことが多い会社ごとに大きく違う
公務員経験の伝わりやすさ伝わりやすい言い換えの工夫が必要
環境の変化小さめ大きめ

「役所と同じ」と思い込むのは禁物。
給与や退職金の仕組みは団体ごとに違うので、応募前にしっかり確認してください。

公務員の仕事を「民間に伝わる言葉」に言い換える

公務員の仕事を「民間に伝わる言葉」に言い換える

職務経歴書に何を書けばいいのか、まったく思いつかないです

筆者

公務員あるあるですね。書くことがないのではなく、書き方を知らないだけなんです。

公務員からの転職で、いちばん差がつくのがここ。同じ経験でも、書き方と話し方しだいで伝わり方がまったく変わります。書類と面接、それぞれのコツを見ていきましょう。

職務経歴書は数字を使って書く

職務経歴書では、仕事の中身を「数字」で書くのが基本です。

採用担当者は、あなたが働く姿を見たことがありません。件数や金額など規模の分かる数字があるだけで、仕事の大きさを具体的に思い描いてもらえます。

✕ 伝わりにくい書き方◯ 伝わりやすい書き方
窓口業務を担当住民窓口で、1日平均◯件の申請受付と相談に対応
補助金の事務を担当年間◯件・総額◯万円の補助金の審査と支払いを担当
工事の監督をした年間◯件・総額◯億円の道路工事を、発注者として監督

◯には、ご自身の実際の数字を入れてください。正確な数が分からなければ「約」をつけた概数でもかまいません。ただし、盛るのはやめておきましょう。

数字にするだけで、同じ経験が「この人なら任せられそう」という根拠に変わります。

異動の多さは「幅広い経験」として伝える

数年ごとの異動は弱みに見えがちですが、伝え方しだいで強みに変えられます。

異動のたびに新しい仕事を覚え、短い期間で一人前になってきた。これは、変化の多い民間企業で求められる「新しい環境になじむ力」そのものだからです。

  • 部署ごとの担当業務を、時系列で短く並べる
  • 異動先で早めに結果を出した例を、1つ添える
  • どの部署でも身についた力(調整、正確な事務など)でまとめる

「専門性がない」ではなく、「どの部署でも結果を出してきた」。見る角度を変えるだけで、経歴の印象はがらりと変わります。

面接で必ず聞かれる「なぜ公務員を辞めるのか」

公務員からの転職では、「なぜ安定した公務員を辞めるのか」を聞かれる前提で準備しておきましょう。

採用する側は、「入社してもまたすぐ辞めてしまわないか」「うちの会社で何をしたいのか」を確かめたいもの。不満だけを話すと、この2つの心配を強めてしまいます。

✕ 避けたい答え方◯ 伝わりやすい答え方
仕事がつまらなかった役所では難しい◯◯の仕事に、正面から取り組みたい
人間関係がつらかった成果が評価につながる環境で、力を試したい
給料が上がらない自分の成長が収入に反映される働き方をしたい

前の職場への不満ではなく、「この会社で何をしたいか」に話をつなげる。伝わる答え方には、この共通点があります。

在職中に転職活動を進めるときのルール

在職中に転職活動を進めるときのルール

働きながら転職活動をしても、ルール的に問題ないんでしょうか?

筆者

活動そのものは問題ありません。ただ、公務員ならではの決まりがいくつかあるんです。

生活を守るためにも、転職活動は在職中に進めるのが安心です。そのうえで、公務員だからこそ守っておきたいルールを3つ確認しておきましょう。

勤務時間中は活動しない

転職活動は、必ず勤務時間の外で進めてください。

公務員には、勤務時間中は仕事に集中しなければならない「職務専念義務」があります(地方公務員法第35条・国家公務員法第101条)。勤務中にエージェントと電話をしたり、求人を見たりすれば、この義務に反するおそれがあるわけです。

  • エージェントとの面談は、夜や休日に入れる
  • 平日の面接は、年次休暇を取って受ける
  • 職場のパソコンや電話、メールは使わない

夜や土日の面談に対応しているサービスもあります。登録するときに、面談できる時間帯を確認しておくと安心です。

国家公務員は利害関係企業への求職に制限がある

国家公務員の場合、仕事で関わりのある企業への転職活動には、法律で制限がかかっています。

国家公務員法第106条の3では、在職中に「利害関係企業等」に対して、再就職を目的に自分の情報を伝えたり、その企業での地位を依頼・約束したりすることを禁じています。利害関係企業等とは、許認可や補助金、契約など、職務で関わっている企業のこと。

区分主な規制
国家公務員一定の職員について、利害関係企業等への再就職を目的とした求職活動に規制がある
地方公務員一般に、離職前の職務に関係する契約や処分などについて、元の職場に働きかける行為が対象となる。対象者や期間、行為の範囲には条件があるため、個別に確認が必要

地方公務員の規制は地方公務員法第38条の2によるもので、課長級以上だった人などは対象がさらに広がります。

担当業務と関わりのある会社を志望するなら、応募する前に、規制の対象になるかを人事担当に確認しておきましょう。

内定が出るまで職場には伝えない

転職の意思は、内定が出て入社日が決まるまで、職場には伝えないのが基本です。

内定が出ないまま話だけが広がると、職場にいづらくなったり、その後の仕事の割り振りに影響したりするおそれがあるから。転職活動は、結果が出るまで静かに進めるのがいちばん安全です。

  • 転職先から内定をもらう
  • 転職先と入社日を相談して決める
  • 上司に退職の意思を伝える
  • 引き継ぎと退職の手続きを進める

退職の伝え方や手続きの流れは、次の記事で詳しくまとめています。

公務員が転職エージェントを使うべき理由

公務員が転職エージェントを使うべき理由

転職サイトとエージェント、どっちを使えばいいんでしょう?

筆者

公務員からの転職なら、エージェントも使ってみるのがおすすめです。理由を説明しますね。

公務員の職場には、民間の転職事情に詳しい人が多くありません。だからこそ、プロの力を借りる価値があります。サービスの違いと、状況に合った使い分けを見ていきましょう。

転職サイトとエージェントの違い

転職サイトは自分で求人を探して応募するもの、転職エージェントは担当者が間に入ってサポートしてくれるものです。

公務員からの転職は、経験の言い換えや面接の受け答えでつまずきやすいもの。そこに第三者の目が入るのが、エージェントの大きな利点です。

転職サイト転職エージェント
求人の探し方自分で検索して応募担当者が求人を紹介
書類や面接の対策基本は自分で添削や面接対策を受けられる
日程調整や条件交渉自分で行う担当者が代わりに行う
進めるペース自分の都合で決めやすい担当者とのやり取りがある
利用料金無料無料

エージェントが無料で使えるのは、採用が決まったときに、企業側が紹介手数料を払う仕組みだからです。

求人を眺めて相場を知るなら転職サイト、本格的に動くならエージェント。両方を並行して使うこともできます。

公務員におすすめの転職エージェント

最初の1社は、求人の幅が広い総合型のエージェントにしておくと安心です。

公務員からの転職では、どの業界や職種が合うのか、まだ決めきれていない人もいるはず。いろいろな求人を扱うサービスなら、比べながら方向を決めていけます。

サービスタイプ向いている人
リクルートエージェント総合型の転職エージェント初めての転職で、幅広く求人を見たい人
リクナビNEXT転職サイトまずは自分のペースで求人を探したい人
ビズリーチスカウト型の転職サイト専門性や管理職の経験があり、スカウトを受けたい人

3つのサービスの特徴を、もう少し詳しく見ていきましょう。どれも無料で使い始められるので、気になるものから試してみてください。

リクルートエージェント|初めての転職で、相談しながら進めたい人に

Good point
  • 公開求人は約80万件、非公開求人は約29万件(2026年8月30日時点)
  • 書類の添削や模擬面接など、選考の対策をサポートしてもらえる
  • 面接の日程調整や、年収・入社日の交渉も任せられる

厚生労働省のデータをもとに「転職決定数No.1」を掲げる、リクルートの転職エージェントです。公務員の経験をどう言い換えればいいか、第三者の目で一緒に考えてもらえるのは心強いところ。

転職決定数No.1:厚生労働省「人材サービス総合サイト」の有料職業紹介事業者報告(2025年度実績、2026年5月時点)に基づくリクルートの表示です。利用料金はかからず、企業からの成功報酬で運営されています。

\ 書類添削・面接対策も無料 /

リクナビNEXT|まずは自分のペースで求人を見たい人に

Good point
  • 自分で求人を探して、そのまま応募できる転職サイト
  • 約30分で強みが分かる、無料の「グッドポイント診断」が使える
  • 経歴を匿名で登録しておくと、興味を持った企業からオファーが届く

まだ辞めるか迷っている段階でも、求人を眺めて相場をつかむことはできます。グッドポイント診断で分かった強みは、職務経歴書や面接で自分の強みを話すときの材料にもなりますよ。

グッドポイント診断は、ひとり1回だけ受けられます。時間に余裕のあるときに取り組んでください。

\ 無料の強み診断が使える /

ビズリーチ|専門性や管理職の経験を活かしたい人に

Good point
  • 企業やヘッドハンターから、直接スカウトが届く
  • 登録ヘッドハンターは9,400人以上(2026年4月末時点)
  • 無料で使える(一部の機能は有料プラン)

経歴を登録しておくと、届くスカウトから「自分がどんな企業に必要とされているか」が見えてきます。技術職で資格を持っている人や、係長・課長として人をまとめてきた人ほど、使う価値があるサービスといえるでしょう。

年収1,000万円以上の求人が5割以上(2026年1月末時点)と、比較的年収の高い求人が中心です。
経歴によってはスカウトが少ないこともあるので、ほかのサービスと並行して使いましょう。

\ 届くスカウトで選択肢が分かる /

年代・状況別の使い分け

どのサービスを使うかは、年代と「今どこまで決まっているか」で選ぶと迷いません。

同じ公務員でも、行きたい業界が決まっている人と、まだ辞めるかどうかも迷っている人とでは、必要なサポートが違いますよね。今の自分に近い状況から選んでみてください。

今の状況組み合わせの例
まだ辞めるか迷っているリクナビNEXTで求人を眺めるところから
20代・やりたい仕事が決まっていないリクナビNEXTで求人を見つつ、エージェントに相談
30代・経験を活かして転職したいリクルートエージェントを軸に進める
技術職・資格や管理職の経験があるリクルートエージェント+ビズリーチでスカウトも受ける
筆者

登録したからといって、必ず転職しなければいけないわけではありません。1社に絞る必要もないので、合わないと感じたらサービスを変えれば大丈夫。

転職だけが道じゃない|会社に属さない働き方という選択

転職だけが道じゃない|会社に属さない働き方という選択

転職のほかにも、辞めたあとの働き方ってあるんですか?

筆者

ありますよ。実は僕自身、転職ではなくフリーランスを選んだ一人なんです。

公務員を辞めたあとの道は、会社員だけではありません。ここでは、転職とフリーランスで何が変わるのか、在職中にできる準備、そして僕がフリーランスを選んだ理由をお話しします。

転職とフリーランスで、辞めたあとに変わること

転職とフリーランスでは、辞めたあとの保険や年金の手続きが大きく変わります。

すぐに次の会社へ入社するなら、その会社の健康保険と厚生年金に加入する流れ。一方でフリーランスになると、自分で手続きをして、保険料も自分で納めることになるんです。

転職(すぐ入社する場合)フリーランス
健康保険転職先の健康保険に入る国民健康保険・共済の任意継続・家族の扶養から選ぶ
年金転職先の厚生年金に入る国民年金(第1号被保険者)に切り替える
収入毎月の給料がある仕事の量しだいで変わる
届出の期限転職先の手続きで進む国民健康保険・国民年金への切り替えが必要な場合は、原則14日以内

共済の任意継続…退職の前日まで引き続き1年以上組合員だった人が、退職日から原則20日以内に申し出ると、最長2年間、共済の医療の給付などを続けて受けられる制度。

自由を手に入れるぶん、手続きもお金の管理も自分の仕事になる。辞める前に知っておきたいポイントです。

いきなり辞めずに、在職中にできる範囲で試す

フリーランスを考えているなら、辞める前に「学ぶこと」から始めておくのがおすすめです。

公務員は兼業が制限されていて、報酬を得る仕事をするには許可が必要。一方で、スキルを学ぶことや、株式・投資信託での資産運用は、制限されている兼業にはあたりません。

在職中にできること注意が必要なこと
プログラミングや動画編集などの学習報酬を受け取る仕事(許可が必要)
資格の勉強勤務時間中の作業や勉強
株式や投資信託での資産運用仕事で知った情報を使った取引

学んだスキルと、生活を支えるお金。この2つを在職中に少しずつ用意しておくと、辞めたあとの不安はぐっと小さくなります。

僕が転職ではなくフリーランスを選んだ理由

僕が公務員を辞めて選んだのは、転職ではなくフリーランスでした。

きっかけは、自分の力で、好きな時間に好きな場所で働くことへの憧れ。その気持ちが、日に日に強くなっていったんです。

辞める前は、AIがまだ今ほど広がっていなかったこともあり、プログラミングや画像作成、動画編集を学んでいきました。フリーランスで失敗したときのために、株式投資にも力を入れていたんですよ。

比べる点公務員のころフリーランスになって
働く時間決められた勤務時間自分の好きな時間に仕事ができる
気持ちの面将来的にも精神的にも安定していた不安はつきもので、慣れるまで時間がかかった

そしてAIの台頭で仕事が失われつつある今、正直に言えば、やはり不安はあります。

だからこそ、辞める前に「自由」と「安定」のどちらを大事にしたいのかを、じっくり考えてほしいと思っています。

よくある質問|公務員から民間への転職 Q&A

公務員の経歴は転職で不利になりますか?

一律に不利になるわけではありません。「利益を追う経験が少ない」「専門性が見えにくい」と受け取られることはありますが、正確な事務処理や調整の経験は、多くの企業で必要とされる力です。職務経歴書で仕事の規模を数字で示し、面接で転職後にやりたいことを具体的に話せれば、公務員の経歴は十分な強みになります。

国家公務員と地方公務員で転職のしやすさは違いますか?

大きく違うのは、守るべきルールです。国家公務員は、在職中に利害関係企業等への求職が法律で制限されているため、志望先が職務と関わるなら要注意。地方公務員にも、再就職後の2年間、元の職場へ働きかけることを禁じる規制があります。どちらも、転職先が職務と関係しないかを事前に確認しておくと安心です。

公務員から別の公務員へ転職する場合はどうすればいいですか?

民間企業への転職とは違い、基本的には転職先の採用試験を受ける必要があります。社会人経験者の採用枠を設けている自治体や官公庁もあるので、年齢や経歴に合った試験を探してみてください。進め方や注意点は、公務員から公務員への転職をまとめた記事で詳しく解説しています。

転職するか迷っています。先に何を考えればいいですか?

「今の悩みは、転職しないと解決しないのか」を最初に考えてみてください。異動や働き方の見直しで解決する悩みなら、無理に辞める必要はありません。反対に、公務員のままでは実現できないことがはっきりしているなら、転職を検討する価値があります。判断の基準は、公務員は転職しない方がいいのかをまとめた記事で紹介しています。

辞めるときの手続きは何から始めればいいですか?

まずは職場の規程で、退職の手続きと申し出の時期を確認するところからです。内定と入社日が決まったら上司に退職の意思を伝え、引き継ぎを進めていきましょう。退職後は健康保険や年金の切り替えが必要になる場合もあるので、辞める前にすることと手続きをまとめた記事で流れをつかんでおくと慌てずにすみます。

まとめ|公務員の経験は、伝え方しだいで民間でも武器になる

公務員を辞めて外に出るのは、勇気のいることです。

毎月の給料があって、将来の見通しも立つ。その安定を手放して本当に大丈夫なのか。周りに相談できる人もいないなかで、一人で悩み続けている方も多いと思います。

ただ、公務員として積み上げてきた経験は、決して民間で通用しないものではありません。足りないのは経験ではなく、それを民間に伝わる言葉に置き換える作業です。

この記事のまとめ
  • 厳しいと言われる原因は「経験の伝わりにくさ」にある
  • 事務・経理、建設・インフラなど、経験を言い換えやすい仕事から探す
  • 職務経歴書は数字で書き、面接では「この会社で何をしたいか」を話す
  • 転職活動は勤務時間外に。国家公務員は利害関係企業への求職に注意
  • 転職だけでなく、フリーランスという道もある

転職を選ぶにしても、フリーランスを選ぶにしても、辞める前にできる準備はたくさんあります。焦って決める必要はありません。

今日やること、3ステップ
  • 担当してきた仕事を、件数や金額などの数字で書き出してみる
  • リクナビNEXTで求人を眺めて、経験が活きそうな仕事を探す
  • 本格的に動くなら、リクルートエージェントに相談して書類と面接の準備をする

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