あなたが職場に行きたくない理由は何ですか?
苦手な上司がいるから
部下に気を遣うから
このように職場での悩みのほとんどは人間関係です。
仕事をしていると、人間関係がうまくいかない時は誰にでもあります。
キレる上司、上の人間にはヘコヘコして下の人間にはオラオラな上司。
そもそも職場内での立場の上下なのに、人間として上だと思っているんですね。
また、自分よりも先にその部署に配属されていて、自分よりも知識のある部下。
そんな部下が偉そうだったり、ぶっきらぼうだったりすると、本当にたいへんですよね。
令和2年度の総務省の調査結果によると、公務員ではメンタル不調による求職者数は30代から多くなり、最も多いのが40代。
また、役職では係長が最も多いという結果が出ています。
30歳半ばから40台を係長級で過ごす人が多いので、35歳あたりから一番メンタルに気をつけないといけません。
この記事では、人間関係で仕事に行きたくないと思っているあなたの気持ちをラクにするために、1冊の本から得た取り組むべきこと3つ紹介しますので最後までご覧ください。
私を助けてくれた最高の1冊をご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください
会社行きたくないと泣いていた僕が無敵になった理由
紹介する1冊の本とは、加藤隆行さんの著書『「会社行きたくない」と泣いていた僕が無敵になった理由』です。
このド直球なタイトルが、書店で目に飛び込んできたことは今でも覚えています。
「もう会社に行きたくないよ...」「ムリだよ...つらいよ...苦しいよ...」と毎朝泣いていた著者が、あることに気付いてから無敵になるという話です。
そのあることとは自己肯定感です。
「自己肯定感ってよく聞くけど、そんな効果があるの?そんなことで仕事に行くことがイヤじゃなくなるの?」と疑問に思いますよね。
私も最初は同じことを思いました。
しかしこの本を読み進めていくと、どれだけ自己肯定感が大事か、どれだけ自分自身を大切にしていないかに気付かされます。
「仕事に行きたくない」理由
なぜ自己肯定感が低いと、人間関係がうまくいかずに、職場に行きたくないと思うのでしょうか?
理由は自己肯定感が低いことで、常に自分自身を脅かす敵がまわりにいる状態になるからです。
これは実際にまわりの人があなたに危害を加えてくるということではなく、
「どうせあいつはおれのことを見下している」「上司がまたおれのこと不信に思っている」などと
勝手にまわりを敵だと思い込んでしまうのです。
そして「自分はだめだ」「自分はできない人間なんだ」と自己否定ばかりするため、いつの日か自分自身も敵になってしまう。
それを解決するために本書では
自分自身との人間関係を良好にして、自分自身にOKをだして、他人にもOKをだしていくことだけが、人間関係がしんどいと悩む人が会社に行きたくなる唯一で本当の方法
であると教えてくれます。
「仕事に行きたくない」がなくなる3つの方法
それでは、自分自身にOKをだしていくために次の3つの方法を実践してみてください。
これだけで「仕事に行きたくない」気持ちがラクになっていくのを実感できます。
とにかく自分を肯定すると決める
「もう自分は自分を否定するのをやめるんだ」「すべて肯定するんだ」と決めてしまうことです。
今まで自分のことを否定して生きてきた人が、急に「肯定すると決める」といっても難しいかもしれません。
そこで、すべて肯定することを毎日宣言しましょう。
これは「顕在意識」ではなく「潜在意識」に刻み込むためです。
これをアファメーションと言います。
「ダメでいい」と肯定する
ダメでいいなんてただの自己正当化じゃないか
そう思うかもしれませんが、これは決して自己正当化ではありません。
どんな状態であれ、それを受け入れるということです。
自己正当化とは、「それが正しいんだ」といった評価が入ります。
評価をせずに観察する(ただ見る)といったイメージです。
自分を大切にする
自分自身を大切にするなんて当たり前だろ
「自分のことは自分が一番知っているんだから、自分を大切にしない人なんていない」と思っているかもしれませんが、本当に自分を大切にできているでしょうか。
自分自身に対して、「ダメでいいんだよ」「このままでいいんだよ」「これまでよくやってきたなぁ」と、言葉をかけてあげたことありますか?
ほとんどの人がそんな事していないと思います。
試しにいま自分自身に「今までよくやってきたよ」と声をかけてみてください。
暖かい気持ちになりませんか?
私がそうだったのですが、少しだけ泣きそうになる人もいるかも。
「自分を大切にするなんて、ただのわがままじゃないか」と思う人もいるかもしれません。
しかし、それはわがままとは違うのです。
わがままとは、他人を使って自分を満たそうとすることだからです。
ここでいう「自分を大切にする」とは自分で自分自身を満たすということなのです。
「仕事に行きたくない」がなくなる3つの習慣
次の具体的な3つの行動を習慣化してみてください。
習慣化できたら「仕事に行きたくない」気持ちがどんどん小さくなっていき、いつか手放せているときがくるはずです。
①自分をねぎらう
自分自身に次の言葉をかけてみてください。
- ここまでよくやってきたなぁ
- よく我慢してるよなぁ
- よく頑張ってるよ
普段からこういった言葉を自分自身にかけてあげましょう。
なぜなら、自分自身との人間関係を良好に保つためです。
②自分にOKぐせをつける
繰り返しになりますが、自己否定は絶対にやめましょう。
といっても今まで「まだまだ頑張らないと」と気を張って生きてきたので、なかなか変えることができないもの。
そこで自分自身にOKをだすことを癖にしてみましょう。
「そんなに自分にOKをだせることがない」という方も大丈夫です。
つぎのようにOKのハードルを下げてみます。
「職場に来れたよ!OK!」
「今日も1日働いたよ!OK!」
「1つ人にやさしくできたよ!OK!」
「嫌な言い方をしてしまったな、でもそれに気づいている自分がいる!OK!」
じぶんにOKを言えるクセを付けると、自己否定せずに「自分はこれでいい」と思えるようになれます。
③ネガティブ感情こそ肯定する
怒りや悲しみなどネガティブな感情がでてきたら、ゆっくり深呼吸しましょう。
そしてその感情が出てきている部分、たとえば胸やお腹などを「感じていいよ」「出てきていいよ」とさすってあげます。
すると、不思議と収まっていくのが実感できるんです。
また出てきたら、同じことを繰り返すだけ。
こうすることで自分自身との関係がよくなっていきます。
今までは、ネガティブな感情が出てきたら押さえつけたり、「出てきてはだめだ」と言い聞かせていたはず。
だから自分自身との人間関係が悪くなっていったんですね。
まとめ
ありのままのそのままの自分を受け入れることができると、仕事に行くこと、生きていくことがラクになります。
「なんて自分はダメな人間なんだろう」「あいつに会わないといけないから仕事に行きたくない」などと考えているあなたは、ぜひこの記事の方法を実践してみてください。
また、仕事に行きたくない理由はあなたの中に潜む思い込みが原因なのかもしれません。
そんな思い込みを手放して仕事に行くことがラクになる方法を書いていますのでぜひ合わせてご覧ください。
この記事があなたのお役にたてると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。