せっかく勉強して役所の職員になったのに、日々の仕事に追われるばかりで、疲れ切っていませんか?
残業が多く、夜遅くまで残っていることで「誰かがみてくれている」「きっと評価してくれるだろう」と考えているとしたら、それは間違っているのかもしれません。
この記事は宮嶋順也さんの著書『職場研修で教わらないスーパー職員のなり方』を基に「デキる公務員になって、ついでに評価も上がる」方法が分かるようになっていますので、ぜひ最後までください。
近くの市や県の職員から頼られる存在になろう
せっかく公務員になったら、職場内ではもちろん他市や県の職員からも相談されて、頼られる存在になることを目指してみてはどうですか?
なんで、他の市からも頼られないといけないの?
なぜかというと、それだけの知識や接遇を身につけるとその恩恵を受けた市民が幸せになり、職場のみんなも仕事がやりやすくなり、自分自身も信頼を得ることでさらにいい仕事をしようと思えるからです。
周りのみんなが得をするスパイラルを作ることができます。
要するに、その分野に関することは県内の公務員の中で誰よりも詳しくなるということですね。そして頼られるということは「接遇」も大事です。
上から目線の人やすぐに声を荒げるような人には頼りたくないですからね。
例えば、窓口に大声を張り上げるようなクレーマーがやってきても、知識や接遇が備わっていると簡単に解決することができます。
頼りにされているということで自信がもてると、どんな人とでも堂々と接することができ、より頼もしくなってくものです。
一番みんなが嫌う仕事に立ち向かえるのは、普段の事務処理をテキパキ素早くこなせるということよりも評価になります。
「あの人は仕事が早い」よりも「あの人がいたらどんな仕事でも進んで引き受けてくれる」と思える人の方が、一緒に働きたくなりますよね。
新規事業には積極的に手を挙げる
新しいことを始めないといけない時、前例のないことに直面した時、「めんどくさいな」「やりたくないな」と思いますよね。
私も心がすぐにそういう反応を起こしてしまいますので、誰にでもあることだと思っています。
しかし、いったん落ち着いて冷静に考え、それが「市民のためにいいことなのか」を考えてみましょう。
そんなのキレイごとじゃないか!
確かにキレイごとのように聞こえます。そう思うのも無理はありません。
しかし、まずは「市民のためになるのか」を考えてみてください。
「確かに市民の役にはたつなぁ…」と思えることなら、「実現するには何が必要で何がネックになるのか」と客観的に頭のなかで考えたり、紙に書き出してみます。
「ハードルが低い、自分でもできる!」と思えれば、何も考えずに反射的に拒否をしていた自分でも、動き出すことができるかもしれません。
上司から新しいことを直接頼まれた場合
先ほどは、新規事業には自ら手を挙げようというものでしたが、ほとんどの仕事は手を挙げずとも頼まれることが多いでしょう。
もし、あなたが任された場合に「そんなの他の誰かがやったほうがいい」と思い回避するクセがついていると、仕事をしない人間になってしまい「役に立つ人間(役人)」にはなれません。
その「やったほうがいい他の誰か」にあなたがなってみませんか?
なぜ引き受けた方がいいのかというと、上司に逆らうほうがデキない人間だと思われるからということだけではありません。
新しい分野を経験でき、新たな能力が身につき、後輩に教えることができ、自分の自信になるからです。
そんなことしてたら忙しくなって、毎日残業することになるじゃないか!
このように思う人が多いでしょうが、案外そうはならないとのこと。
なぜなら「前もあの人がやってくれたから、今回の案件は違う人に頼もう」と思ってくれますし、相手に貸しをつくることで、自分も頼みやすくなるので、仕事が増え続けることはないのです。
仕事がデキるかデキないかを決めるのは、「仕事をするかしないか」ただそれだけです。
法令に詳しくなる
そんなのはとっくにデキてるよ。
もっと上を目指したいんだよ。
今までの内容は既にできている人もいると思いますので、さらにデキる人になる方法をもう1つ申し上げると、担当業務に関する法令について、弁護士以上に読み込んで理解することです。
どんな部署でも公務員である以上、全ての仕事は法制度に根拠が載ってあります。
例えば、上司や市民に説明する際にも「法律で決まっていますから」と説明すると、説得力が違ってきます。
また、弁護士は法を覚えてそれを運用して問題を解決しますが、市役所職員はそれを変えることができます。
行政の仕事は、議員や市民から提案されるアイデア(要望)を、その実現性を検討し財源を確保し、決まりを作って、関係者との役割分担や関係性を整理し、そのアイデアを実現させることが重要です。
ぜひ法令を理解してさらにそれを住民の役に立つように条例を改正させていく機会を作ってみましょう。
まとめ
繰り返しになりますが、仕事がデキるかデキないかを決めるのは「仕事をするかしないか」です。
積極的に手を挙げ、顔をだしていきましょう!
この記事の基になった宮嶋順也さんの著書『職場研修で教わらないスーパー職員のなり方』では他にもデキる職員になる方法が書いてありますので、少しでも興味をお持ちの方は、ぜひダウンロードしてみてください。
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この記事があなたのお役にたてると幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。