この記事では一級土木施工管理技士に合格するため、おすすめ通信講座をランキング形式でご紹介します。
・自分でも合格できるのか不安。
・勉強するのにも、費用がどれくらいかかるのか心配。
・なかなか勉強する時間がない。
このような悩みをお持ちのかたは多いと思います。
私は平成24年地方公務員だった時に一発で一級土木施工管理技士に合格しました。
地方公務員といっても都道府県庁ではなく、小さい町の役所です。
私の自治体では、大卒・高卒で入った人の中に一級土木施工管理技士をとっている人はいませんでした。
ですので、受験する際は「役所の経験でも一級土木施工管理技士になれるのだろうか」と不安でしたが、無事合格することができたのです。
私は受験するときに通信講座のU-CANを受講しました。
当時7万円程度で学習期間は、一次試験までが4か月、その後の二次試験までが4か月でした。
カラーでわかりやすいテキストが手に入り仕事でも使えました。
実際に通信講座を受講し一級土木施工管理技士に一発で合格した私が、「いま受講するならどの講座か」という視点でそれぞれの講座内容や口コミを確認し、ランキング付けしました。
ですので、一級土木施工管理技士に一年で合格したいあなたに自信をもってお届けできるランキングとなっているはずです。
この記事から気になった通信講座にお申し込みされることを信じています。
1級土木施工管理技士に合格するために通信講座をおススメする理由
1級土木施工管理技士を取得するためには、テキストを買って独学する方法や、スクールに通うなどの方法がありますが、私は通信講座をおススメしています。
その理由は次の3つです。
理由①受験スケジュールをプロに任せられる
1級土木施工管理技士は国家資格なので、簡単なものではありません。十分な準備が必要です。
ですが、働きながら一級土木施工管理技士を受験する人が、自分で受験スケジュールを立てるのはなかなか難しいもの。
そこで、通信講座を受講することで、テキストなどでのインプットする期間と問題集を解く期間、直前対策期間。
それぞれの期間で適切な学習計画をたててくれます。
理由②動画講義があれば理解が深まる
理解しにくい箇所は動画で学ぶことで短時間で理解が深まることもあります。
工事経験が豊富なかたでも、テキストだけでは「何を言っているのか分かりにくいなぁ」と思う箇所がでてくるもの。
そんな方でも動画を見ることで、効率よく学習を進めることができるようになります。
理由③経験記述対策の不安がなくなる
経験記述対策は一級土木施工管理技士になるためには、最大の課題といえます。
なぜなら不合格になる人の原因は、経験記述で点数がとれないことだといわれているからです。
そこで、経験記述はプロの目でみてもらうことで、合格に近づくことができます。
「独学サポート事務局」では、経験記述を代行作成してくれるサービスがあったり、ほかの通信講座でも添削をしてくれます。
経験記述は正解が分からないので、何人も合格者をだしているプロが添削してくれる通信講座にお任せすることがおススメです。
1級土木施工管理技士の通信講座を選ぶ3つの比較ポイント
この記事で各講座を比べるにあたり3つのポイントに重視しました。
3つの点とそれぞれの通信講座の特徴について下の比較表にまとめました。
商品 | 受講料 | 特徴 | 経験記述の添削 | 教育訓練給付制度 | 公式HP |
---|---|---|---|---|---|
アガルートアカデミー | 【1級一次講座】 e-ラーニング:43,780円 DVD講座:49,280円 e-ラーニング+DVD講座:54,780円 【1級二次講座】 e-ラーニング:38,280円 DVD講座:43,780円 e-ラーニング+DVD講座:49,280円 | 講義時間:1次30時間、2次13時間 1講座10~20分 スマホとネット環境さえあれば学習可能 | 3回分 | e+DVD講座のみ教育訓練給付制度対象 | \技術者専門のSATと提携していて合格に直結!/ |
独学サポート事務局 | 【一次】 18,700円 (税込み) 【一次、二次】 35,800円 (税込み) 【二次】 24,200円 (税込み) | 延べ受講者55,000人以上のサポート実績 「作文作成代行」サービスがオプションで付けられる メールにより無制限で質問ができる 動画講義はなくテキストのみでの学習 | 5回分 | なし | \ 作文作成代行サービスオリジナル記述文を作成してくれる / |
JTEX | 34,100 円(税込) | オプションがなくコース選びで迷わない。 動画講義はなし。 | 1回 | なし | |
TAC | 一次・二次 242,000円(税込) 二次対策のみ99,000円 | テキストが分かりやすいと定評。 通学とWebのハイブリッド受講も可能。 | 1回 | なし | |
ヒューマンアカデミー | 【一次】308,000円 【二次】165,000円 | 最長12か月の長期サポート。 半年程度で合格できるカリキュラム | 1回 | なし | ヒューマンアカデミーはこちら |
【一次Webコース】308,000円 【一次問題Webコース】77,000円 【一次】全国統一公開模擬試験(自宅実施)5,500円 【二次本科Webコース】165,000円 【二次直前コース】110,000円 | 2024年一次検定合格者数1,881名 二次検定合格者数1,248名 映像講義が分かりやすいと定評 | 経験記述事例研究集のみ | あり | 日建学院はこちら |
比較①受講料金
1級土木施工管理技士の通信講座は決して安いものではありません。
2~5万円程度のものもあれば、10万円を超える講座もあります。
例えば、「九州建設専門学院(通学)」「日本教育開発(通信)」はどちらも153,000円。
しかしこの講座には修了時点までに支払った学費の20%(上限10万円)が給付されるという教育訓練給付制度が適用されます。
この記事でご紹介する講座は2~5万円以内が多いので、この記事の講座から決めていただけたら、金額面では満足がいくと思います。
比較②経験記述対策の質、添削の有無
繰り返しになりますが、一級土木施工管理技士に合格するためには、経験記述が最大の課題です。
大事な経験記述の対策の質で選ぶと合格率が高まるといえる。
繰り返しになりますが、「独学サポート事務局」では作文作成代行サービスがあり二次試験対策に有利。
また、SATと提携している「アガルート」では、二次検定対策は経験記述添削答案集があり添削も3回受けられる。
こういった経験記述対策に取り組んでいる講座を選ぶと、経験記述対策にはいいでしょう。
比較③教育訓練給付制度の有無
講座によっては、「教育訓練給付制度」が使えるものがあります。
教育訓練給付制度とは、厚生労働大臣が指定する講座を受講し修了した場合、修了時点までに支払った学費の20%(上限10万円)が給付されるという制度です。
しかし、この制度がある講座はどれも高額です。給付があったとしても安価な講座よりは高くなります。
受講料の高い講座ほど、長期的な学習で必ず合格できるようなカリキュラムが組まれている傾向にあります。
短期間で学習したい方には向いていないかもしれません。
口コミや合格実績では比較しにくい
講座を比較するうえで、口コミや合格実績は気になるところです。
しかし、一級土木施工管理技士の通信講座に置いて、合格実績を公表している講座は「日建学院」のみ。
日建学院は一次試験だけでも308,000円と高め。ほかの学校は合格実績を公表していません。
口コミでの比較が難しい点は、各サイトにはいいことしか書かれていないからです。
ではどこで比較できるのかというと、運用歴が長さです。
運用歴が長いスクールでは、それだけ実績があると思われます。
一級土木施工管理技士の通信講座ランキング
たくさんある一級土木施工管理技士の通信講座の中から、有名でおススメされている数の多い講座を6社に絞りました。
1位と2位が特におすすめです。
①アガルートアカデミー(SATと提携)
受講料
【1級一次講座】
e-ラーニング:43,780円
DVD講座:49,280円
e-ラーニング+DVD講座:54,780円
【1級二次講座】
e-ラーニング:38,280円
DVD講座:43,780円
e-ラーニング+DVD講座:49,280円
特徴
講義時間は一次が30時間、二次が13時間程度です。
1講座10~20分であり隙間時間を有効に活用できます。
また、テキストがフルカラーで見やすいので理解できる。
紙媒体での学習ではないので、スマホとネット環境させあれば学習可能。
さらにホームページでは学習記録が見れるのでモチベーションを維持できます。
経験記述の添削
3回分。
経験記述は、技術系専門の予備校であるSATが
教育訓練給付制度
e+DVD講座のみ教育訓練給付制度対象となっています。
一次と二次を別々で申し込むようになるので、早めに一次を合格し3年の実務経験後に二次を申し込む方法が可能です。
まずは一次からという方は下記から申し込んでみてください。
\技術者専門のSATと提携しているので合格が近づく /
②独学サポート事務局
受講料
・【一次】 18,700円 (税込み)
・【一次、二次】 35,800円 (税込み)
・【二次】 24,200円 (税込み)
二次対策の講座には、オプションである経験記述の作文作成代行サービスがついています。
特徴
名前を聞いたことがない方もいるかもしれませんが、延べ受講者55,000人以上のサポート実績があります。
ほかの講座にはない特徴としては、「作文作成代行」サービスがオプションで付けられる。合格に充分でかつ受講者様に合わせたオリジナル記述文を作成してくれます。
また、メールにより無制限で質問ができるところも助かります。
しかし、動画講義はないので、テキストのみでの学習となります。
経験記述の添削
5回分。
全5管理項目(工程管理・安全管理・品質管理・施工計画・出来形管理)で添削してくれるので、その年にどれが出題されても、自信をもって書くことができますね。
教育訓練給付制度
なし
\ 経験記述に自信のない方は受講必須! /
③JTEX
受講料
34,100 円(税込)団体で受講する場合は、特別受講料31,900円
一次と二次がセットになっていてこの金額はかなり安いですね。
特徴
コース選びの必要がなく、オプションもないので迷わない。
動画講義はないが、2色刷りでポイントを押さえたテキストが手に入る。
経験記述の添削
自由提出1回(品質管理、安全管理、工程管理の3テーマから選択)
また、経験記述文例集がついているので、経験記述対策にかなり役立ちます。
教育訓練給付制度
なし
\ 一次・二次合わせると最安値 /
④TAC
受講料
一次・二次 242,000円(税込)(25歳以下209,000円)
二次対策のみ99,000円
特徴
ほかの講座に比べると高額。
TACのテキストは非常にわかりやすいと定評があります。
全国34校に設置されている学校へ通学も可能で、通学とWebのハイブリッド受講も可能です。
ただし、提携校では、教室講座とビデオブースの利用ができない校舎があるので近くの校舎の情報確認を。
また、質問が無制限であり、情報交換の場「ヒューマンアカデミーコミュニティ」などサポートが充実している。
経験記述の添削
1回。3つのテーマのみ。
教育訓練給付制度
なし
\ 近くに学校があればハイブリッド受講が可能 /
⑤ヒューマンアカデミーたのまな
受講料
【一次】308,000円
【二次】165,000円
特徴
先ほどご紹介したJTEXと連携しています。
最長12か月の長期サポートとなっております。
2色刷りでポイントがすぐに分かるテキスト。
半年程度で合格できるカリキュラムを組んでくれるので安心して試験までを過ごせます。
どんなカリキュラムかというと、単元毎に理解力を確認する課題をして添削を受ける流れがある。
経験記述の添削
1回。3つのテーマのみ。
教育訓練給付制度
なし
\ 合格まですべてお任せ /
⑥日建学院
受講料
【一次Webコース】308,000円(税込)
【一次問題Webコース】77,000円 ※過去10年間の出題全分野に対応した本試験問題の解説講義を学習する講座で、過去問題解説と公開模擬試験で苦手分野を集中学習できる
【一次】全国統一公開模擬試験(自宅実施)5,500円 ※模試と解答解説集をを自宅に郵送してくれる。採点は自分でWebで。
【二次本科Webコース】165,000円(税込)
【二次直前コース】110,000円 重要問題解説講座 [全7回]から二次の模擬試験とその解説まで
特徴
2024年一次検定合格者数1,881名、二次検定合格者数1,248名
映像講義が分かりやすいと定評がある。
経験記述の添削
経験記述事例研究集つき。日建学院講師が実際に行った過去の添削文章が、管理項目別・工事概要別に整理・掲載されている。自分の経験記述を書く際のヒントとして、活用できる。
教育訓練給付制度
スクーリング(1日来校)での公開模擬試験[教室実施]の受験が必要。
\ 合格実績が多い /
まとめ:1級土木施工管理技士を効率よく取得して違う景色を見よう
この記事では3つのポイントで1級土木施工管理技士の通信講座をランキングづけしました。
・受講料
・経験記述対策の質
・教育訓練給付制度
1級土木施工管理技士は国家資格なので、決して楽に取得できる資格ではありませんが、計画を立てて勉強すれば絶対に合格できます。
この記事を見て「挑戦してみよう!」と思った方は、詳しい勉強法について解説した記事もありますので、ぜひリンクから飛んでみてください。
公務員の方のために書いた記事ですが、公務員という施工実績がない方でも合格できる内容となっていますので、かなり参考になるはずです。▼
この記事があなたのスキルアップに役立つことを願っています。