職場の人間関係が上手くいってないから会社に行きたくないなぁ。
職場の人間関係でつらい思いをしている方は、自己肯定感の低さが原因かもしれません。
この記事では、自己肯定感が低いと何が起こるのか、また自己肯定感が低くなる原因と高い人になるためにすることについて様々な本から分かりやすくまとめました。
この記事を読み終えるころには、人間関係の悩みや落ち込みやすい・腹を立てやすいなどの感情の悩みから解放されているのでぜひ最後までご覧ください。
自己肯定感が低い理由
まず人間はそもそも自己肯定感が低くなりやすいものです。
無自覚でボーッとしていると人の心は何かを心配するようにできています。
なぜなら、過去のひどい目にあった体験を繰り返さないためです。
例えば、中学生のときにゴミ当番を変わってほしくて、「それぐらいのこと変わってくれるだろう」と思い友達に頼んでみたら、陰で悪口を言われたという経験から、社会人になっても仕事を頼むと嫌われるんじゃないかと考えてしまい、頼めないという状態になるなど。
また、親から厳しく育れられた人は、「~すべき」「~ねばならない」という思い込みを多く抱えており、それを他人がしていると「許せない」という人も多いと思います。
また特に日本人は、自己肯定感が低くなりやすいと言われています。
なぜなら長い歴史を生き抜いていくなかで、島国である日本は閉鎖的に生きてきており、村社会などの制度もあったことから、環境適応や生存戦略上有利だったためです。
自己肯定感が低いと起こること
自己肯定感が低いとなぜダメなのかというと、幸せが見つからないからです。
なぜなら自己肯定感が低いことで、ありのままの自分をヨシとできずに、人と比較して得られる幸せや、親や他人が求める幸せを求め続けるから。
例えば、頼み事をされても、相手の顔色を伺って断れなかったり、相手がしてきた悪事に対してずっと許せなかったり、じぶんより優れた相手を妬んだりーー
ネガティブな感情が垂れ流しの状態で生きていることが当たり前になり、感情に支配され続ける人生を送るのです。
ですので幸せになりたければ、自己肯定感を高め、ありのままの自分を愛することができ、ネガティブな感情に支配されないこと。
そんな人生こそが、自分の幸せを手に入れた人生ということです。
自己肯定感の高め方
ではどうすれば自己肯定感を高めることができるのか。その方法について5つご紹介します。
どれでも1つ生活に取り入れてみてください。
じぶんの性格や気分が変わっていくことを実感できるはずです。
自分は運がいい人間だと決めてしまう
これは中野信子さんの著書『自己肯定感が高まる脳の使い方』に書かれていることです。
自分は運がいい人間だと決めてしまうことで、悪いことが起きても「運がいいのに悪いことが起きた。これは自分自身への気づきを得られるチャンスだ」と思えるからです。
そう考えると、悪いことからも得られるものがあります。
決めてしまうと言われても、人間はすぐに忘れてしまうもの。
そこで継続する方法が、アファメーションにより毎日言い聞かせるようにすることです。
アファメーションとはなりたい自分を想像し、なりたい自分・理想の状態や抱いている夢を、今そうなっているかのように高らかに宣言することです。
この場合のアファメーションは「わたしは今とても運がいい」などです。それを毎日3回行います。
感情にラベリングする
この方法は草薙龍瞬さんの著書『反応しない練習』などに書かれている方法です。
じぶんの感情に「これは嫉妬だ」「これは怒りだ」とラベルを貼るんです。
これをすることで、客観的にじぶんの感情を見ることができるようになり、そのネガティブな感情が消えていくのです。
わたしは最初「こんなことで上司に対する怒りが収まるわけないだろ」と思っていましたが、いざやってみると本当に落ち着いてきます。
例えば、上司に罵倒されたときフツフツと湧いてくる怒りにたいして、「怒りがでてきている」「動揺している」とペタッとラベルを貼ると、その感情をみている自分に気づけ、すると自然と怒りが沈静化していくんです。
じぶんの感情を実況中継する
これはラベリングと同じで自分の感情に気づくための方法で、より現実的に自分自身を客観視できます。
先ほどの例と同じで、上司に罵倒されているとしましょう。
そんな最中に、
「おおっと、彼はだんだんと体が熱くなってきているぞ~、これは怒りかぁ~」
「何か言い訳をしないと罵倒され続けるかもしれないと思って焦ってきたぞぉ~」
「怒りと焦りが同時に襲ってきたぁ~!」
「さぁ彼はどうする!?」
と古舘伊知郎さんみたいに自分の感情を実況中継してみる。
そんなことをしていると、じぶんとその上司の上にもう一人のじぶんが見ている感覚になるんです。
すると怒りなどの感情がスゥ~っと半透明になっていくのが感じれます。
ラベリングや実況中継がなぜ自己肯定感と関係があるのかというと、自分の感情に気づかずにいると、感情に支配されたときに起こした自分自身の行動に後悔して、自分にたいして怒りや情けない気持ちがわいてくるからです。
ネガティブ感情が無限にループされる人生を送るのです。そんな自分を肯定なんてできません。
ですので、自分の感情に気づいて、ネガティブ感情を沈静化することが、確実に自己肯定感を高める方法なんです。
私が試してみて最もネガティブ感情を沈静化できた方法は、自分の今の気持ちを紙に書き殴ること!試してみてくださいね♪
ネガティブな言葉は使わないと決める
これは浅見帆帆子さんの著書『あなたは絶対!運がいい!』に書かれてあることです。
人に対しても自分に向かっても、口から出た言葉にはパワーがあるから、言葉というものをもっと重大なこととして受け止め意識して使うべきということです。
昔の人はじぶんから悪い言葉が出てしまったときは「つるかめ」と縁起のいい言葉を言って、かき消していたそうです。
それほど言葉のパワーが大きいということが、昔から知られていたんですね。
言葉のパワーを自分の人生に良いことしか起きないようにするために大いに利用しましょう。
そのために、これからはプラスの言葉を使い、自分が言われたらいやな気持ちになるマイナス言葉は、もう二度と使わないようにすると決めてしまいます。
わたしの経験ですが、使う言葉を変えることで周りの人が変わってきたと思います。
周りの人の性格が変わるのではなく、悪口やひどい言葉遣いをして、笑いあっていた人達との関わりが薄れていくんです。
すると気をつけなくても、使う言葉がどんどん変わっていき、前よりもネガティブ感情が減り、落ち着いた人生を過ごせるようになりました。
人生が変わっているんだなと実感できます。
人生を変えた人でいうと有吉弘行さんは、ピン芸人になってから再度ブレイクしました。
ブレイクしたきっかけは、悪く面白く何となくピッタリと当てはまる「あだ名」を人につけたり、ドクゼツを吐くことでした。
言いたいことをはっきり言うことと、単にドクゼツを吐くことは違うと思いますが、とらえ方は人それぞれなので難しいですよね。
単にドクゼツを吐く人は、一度は「言いたいことをはっきり言う人」として脚光を浴びますが、だんだんと世間は離れているように思います。
しかしなぜ有吉弘行さんが、司会をしたり全てのテレビ局でレギュラー番組をもつまでになったのかは、自分の意見をしっかりと発言はするが、人の悪口を言わず、優しさがにじみ出ているからだと私は思います。
本人は一発屋と言っていますが、タモリさんみたいな国民的なタレントになっていきそうですね。
自分を大切にする
これは加藤隆行さんの著書『会社行きたくないと泣いていた僕が無敵になった理由』に書かれていることです。
「人間自分が一番大事なんだから自分自身を大切にすることなんて当たり前じゃないか」と思うかもしれませんが、本当に大切にできていますか?
自分自身に対して、「ダメでいいんだよ」「このままでいいんだよ」「これまでよくやってきたよ」と、言葉をかけてあげたことありますか?
恐らくほとんどの人が、「もっとやらないといけない」「さぼってはいけない」「みんな頑張っているんだから」など自然とじぶんを鼓舞するような声掛けをしているのではないでしょうか。
もっと自分を認めて、よく「頑張ってるよ」とねぎらってあげてみましょう。
「自分を大切にするなんてただのわがままじゃないか」と思う人もいると思いますが、わがままとは違うんです。
わがままは他人を使って自分を満たそうとすることです。
自分を大切にするとは、自分で自分自身を満たすということなのです。
この本は非常におススメの本で、レビュー記事を書いていますのでぜひご一読ください。
きっと「会社に行きたくないと泣いている自分」から卒業できますよ♪
まとめ
繰り返しになりますが、幸せになるには他人と比較せず、他人を批判せず、自分の幸せを追求すること。
そのためには自分の感情に気づき、ネガティブ感情からじぶんを解放し、ポジティブに生きることです。
すると悪い出来事もポジティブに捉えられて、幸せな出来事ばかり起こるようになります。
軽い気持ちで1か月試してみましょう。
この記事があなたのお役に立てると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。