「定年後って、男性は何を楽しみにすればいいんだろう…」
そんなふうに思いながら、なんとなく退職の日を迎えようとしていませんか。
旅行もしたい、趣味も楽しみたい。でも年金だけで大丈夫なのか、お金の不安も正直ある。そのモヤモヤ、多くの男性が感じていることなんですよね。
この記事では、定年後の男性に人気の楽しみランキングから費用の現実、そして楽しめる老後を実現した人の共通点まで、元公務員・FP2級保有の筆者が実体験をもとに解説します。
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定年後の男性の楽しみ、実際のところどうなの?【統計データで解説】


定年後って、みんな実際に何を楽しんでるんだろう?



調査データを見ると、意外と共通のパターンがあるんですよね。
「定年後の楽しみ」と聞いて、すぐにピンとくる人は意外と少ないものです。まずは実際のデータから、同世代の男性がどんな楽しみを持っているか見ていきましょう。
定年後の男性に人気の楽しみランキングTOP5【調査データより】
ソニー生命の「シニアの生活意識調査2024」によると、50〜79歳のシニアが「現在の楽しみ」として挙げた上位5つは以下の通りです。男性に絞ったデータも並べてみました。
| 順位 | 楽しみの内容 | 全体(男女) | 男性のみ |
|---|---|---|---|
| 1位 | 旅行 | 45.3% | 44.4% |
| 2位 | テレビ・ドラマ | 39.9% | 35.2% |
| 3位 | グルメ | 28.1% | ― |
| 3位(男性) | 映画 | 25.9% | 28.8% |
| 5位 | 読書 | 22.3% | ― |
旅行・映像鑑賞・食事など、お金と時間さえあれば楽しめるものが上位に並んでいます。裏を返せば、これらを思い切り楽しむためには、それを支えるお金の余裕が必要だということでもあります。
定年後に時間ができて、最初に感じること
定年退職した直後は、正直ホッとしました。長年のプレッシャーから解放されて、ゆっくり過ごせる幸福感があったんですよね。
ただ、その感覚は長くは続きませんでした。
数ヶ月が過ぎたあたりから「毎日同じで飽きてきた」「なんとなく気持ちが沈む」という感覚が出てきました。時間があるはずなのに、むしろ焦りや空虚感を感じるようになったんです。
退職後にこうした気持ちになることは、周囲の男性からもよく聞く話です。
「楽しみ」は待っていれば自然に見つかるものではなく、意識して探しにいくものだということを、早めに知っておくだけで動き出しがずいぶん変わります。
定年後に趣味・楽しみを持つ男性が得られる3つのメリット





趣味って、ただの暇つぶしじゃないの?



実は体にも心にも、想像以上にいい影響があるんですよ。
「趣味を持ちなさい」とよく言われますが、なぜそこまで大事なのか、具体的に整理しておきましょう。知っておくと、楽しみ探しへの本気度が変わってきます。
心と体の健康を保ち、認知症リスクも下げる
趣味を持つことは、健康寿命を延ばすことに直結します。
国立長寿医療研究センターの研究でも、趣味活動が活発な高齢者ほど認知機能の低下が緩やかであることが報告されています。
特に体を動かす趣味(ウォーキング、ゴルフ、ガーデニングなど)は、筋力の維持だけでなく、脳への血流を促す効果も期待できます。
「楽しいから続けている」趣味が、気づいたら体と頭の健康を守っていた、というのが理想的です。
毎日にハリと生きがいが生まれる
仕事を失うと同時に、毎日の「目的」も失ってしまう男性が多いです。趣味はその空白を埋める、最もシンプルな手段のひとつです。
「明日は釣りに行く」「週末は仲間とゴルフ」という予定があるだけで、平日の過ごし方にも気持ちのメリハリが生まれます。
大きな夢や目標がなくても、「明日が少し楽しみ」と思える趣味があれば、それで十分です。
新しい人間関係が孤独を遠ざける
退職後に孤立しやすいのが男性の特徴で、その大きな理由は「会社以外の人間関係を作ってこなかった」ことにあります。趣味のコミュニティは、会社とは関係なく人とつながれる数少ない場所のひとつです。
趣味を通じた人間関係のいいところは、肩書きや年収に関係なく「同じ好きなもの」でつながれること。定年後に初めてできた友人が、気の置けない仲間になるケースも珍しくありません。
孤独は心身の健康を蝕む要因としても知られており、社会とのつながりを保つことが、長く元気でいるための現実的な手段になります。
定年後の楽しみの選び方|男性が後悔しない5つのチェックポイント





趣味を始めたいけど、何を基準に選べばいいかわからなくて。



実はいくつかチェックしておくべきポイントがあって、それを外すと長続きしないことが多いんです。
定年後の趣味選びで失敗しやすいのは「なんとなく始めてすぐやめてしまう」パターン。長く楽しめる趣味を見つけるために、事前に確認しておきたいことを整理しました。
体力的に無理なく続けられるか
60代・70代と年齢を重ねるにつれて、体力は少しずつ落ちていきます。
最初は楽しめても、数年後には体がついていかなくなる趣味を選ぶと、途中で断念することになりがちです。
ウォーキングや家庭菜園、囲碁・将棋など、年齢とともに楽しみ方を変えながら続けられるものは特におすすめです。
経済的に長く続けられるか
趣味にかかるお金は、思った以上にかさみます。たとえばゴルフは道具代・コース代・交通費を合わせると年間で数十万円になることも。
最初の熱量で始めたものの、費用が重荷になって続けられなくなるケースは珍しくありません。
お金のかかる趣味を楽しみたいなら、それを支えられる資産づくりを並行して考えることも大切です。
一人でも楽しめるか
仲間がいないと成立しない趣味は、メンバーの都合に左右されやすく、孤独感のリスクもあります。
読書・釣り・写真撮影・ウォーキングなどは一人でも楽しめる代表例。
一方でカラオケや麻雀のように、仲間がいてこそ楽しい趣味は、コミュニティを先に確保しておくと始めやすくなります。
生きがいや社会貢献につながるか
単なる暇つぶしではなく「誰かの役に立っている」「自分が成長している」という感覚がある趣味は、継続のモチベーションが圧倒的に違います。
ボランティア活動や地域の子ども見守り、趣味を活かした教室開催など、自分の経験やスキルが活かせる活動は、生きがいと社会参加を同時に満たしてくれます。
退職後の自己肯定感を保つうえでも、こうした要素は大切です。
「やってみたい」という気持ちがあるか
これが一番シンプルで、一番大事なポイントです。「健康にいいから」「友達がやってるから」という理由だけで始めた趣味は、続かないことが多いです。
「なんとなく気になっている」「若い頃にやりたかったけどできなかった」という引っかかりがある趣味こそ、まず試してみる価値があります。
完璧に準備してからではなく、まず体験してみてから判断するくらいの気軽さがちょうどいいです。
定年後の楽しみにはいくら必要?費用シミュレーションで現実を確認





楽しみたい気持ちはあるけど、お金がどのくらいかかるのか心配で。



具体的な数字を見ておくと、不安の正体がはっきりしてきますよ。
「楽しみたいけどお金が不安」という声はとても多いです。でも実は、漠然とした不安の多くは「数字を知らないこと」から来ています。現実を数字で見ていきましょう。
旅行を楽しむと15年間でいくらかかる?
定年後の楽しみのトップに挙がる旅行。65歳から80歳までの15年間、毎年旅行を楽しんだ場合の費用を試算してみます。
| 旅行スタイル | 1回あたりの目安 | 15年間の合計 |
|---|---|---|
| 年1回・国内旅行(夫婦) | 約15〜20万円 | 約225〜300万円 |
| 年1回・海外旅行(夫婦) | 約40〜60万円 | 約600〜900万円 |
| 年2回・国内のみ(夫婦) | 約30〜40万円/年 | 約450〜600万円 |
国内旅行だけでも、15年間で300万円前後かかる計算です。「旅行くらいなら大丈夫」と思っていても、積み重なるとかなりの金額になります。年金の範囲内でやりくりするのは、正直なかなか厳しいのが現実です。
趣味・習い事・グルメにかかる年間費用の目安
旅行以外にも、日常の楽しみにはそれなりのお金がかかります。代表的な楽しみの年間費用をまとめました。
| 楽しみの種類 | 年間費用の目安 |
|---|---|
| ゴルフ(月2〜3回) | 30〜50万円 |
| 習い事(英会話・料理教室など) | 10〜20万円 |
| グルメ・外食(月2〜3回) | 5〜15万円 |
| 映画・観劇・コンサート | 3〜10万円 |
| ウォーキング・ジム | 2〜8万円 |
複数の楽しみを組み合わせれば、趣味だけで年間50〜100万円になるケースも珍しくありません。「老後はのんびり過ごすだけ」と思っていても、充実した生活にはそれなりのコストがかかるんですよね。
年金だけでは足りない?ゆとりある老後の生活費
生命保険文化センターの調査によると、「ゆとりある老後生活」に必要な月額は平均37万円超とされています。一方、夫婦2人の平均的な年金受給額は月20〜22万円程度です。
だからこそ、楽しみたいことが明確になればなるほど、それを支えるお金の準備が大切になってくるんです。趣味を楽しむためにも、資産をしっかり育てておくことが土台になります。
定年後も楽しめている男性の共通点|現役時代に始めていたこと





定年後も充実して楽しんでいる人って、何か特別なことをしてたんでしょうか。



特別というより、早めに動いていたという感じですね。特にお金の面で。
定年後に旅行や趣味を思い切り楽しんでいる男性に話を聞くと、共通してある準備をしていることがわかります。楽しめている人と、そうでない人の差は、退職後よりも現役時代の行動にあることが多いです。
資産を「使う」前に「増やす」仕組みを作っていた
定年後も楽しみを続けられている男性の多くは、現役時代から「使う前にまず増やす」という習慣を持っていました。給与の一部を毎月自動で積み立てて投資に回す、という仕組みをあらかじめ作っておくのがポイントです。
私自身も、FP(ファイナンシャルプランナー)の勉強をきっかけにNISAを始め、楽天VTIという投資信託を積み立て続けた結果、資産が倍近くになりました。その経験が、早期退職という選択肢を現実のものにしてくれたんですよね。
退職金・年金に頼らず、投資で生活費を補っていた
年金と退職金だけを頼りにしていると、使える金額に上限ができてしまいます。一方、資産運用で毎月少しでも収益が出ている状態があると、旅行や趣味へのお金の使い方に余裕が生まれます。
私の場合は、生活費の約6ヶ月分を手元に残しつつ、それ以外は投資に回すというルールを持っていました。最初は不安でしたが、資産が着実に増えていくのを見て、その感覚は確信に変わりました。
「年金+投資収益」という2本柱があると、定年後の生活設計がぐっと安定します。
「知識をつけること」が最初の一歩だった
投資や資産運用と聞くと「難しそう」「怖い」と感じる方も多いですが、実際に始めてみると、最初の一歩は「知識を持つこと」だったと気づきます。知識がないまま動くから怖いのであって、基礎を理解してから動けば、過度に恐れる必要はありません。
私がたどり着いたのは、まず無料で学べる投資セミナーで基礎を身につけるという方法でした。本だけでは疑問が残りやすいのですが、セミナーなら質問もできるし、体系的に理解しやすいんですよね。定年後の楽しみを増やしたいなら、まず「学ぶ」ところから始めることをおすすめします。
老後資金を無料で学べる投資セミナーの比較はこちら。


まとめ|定年後の楽しみは「お金の安心」があってこそ


定年後の楽しみは、旅行・グルメ・趣味・人とのつながりなど、人によってさまざまです。
ただし、どんな楽しみを選ぶにしても、それを支えるお金の余裕がなければ、なかなか思い切って楽しめないのが現実です。
年金だけでは毎月15万円以上の不足が生じる可能性があり、旅行や趣味を続けるためには退職金や貯蓄だけに頼るのには限界があります。
だからこそ、現役時代から資産を育てておくことが、定年後の楽しみの土台になるんですよね。
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知識が増えると、漠然とした不安が具体的な行動に変わっていきます。
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はごもち
- 元役所勤務
- 某県庁へ出向
- 1級土木施工管理技士取得
- ファイナンシャルプランナー取得
- 20年近く公務員として働き早期退職
- 現在はwebライターやブロガーとして活動
- 公務員を続ける人・辞めたい人・なりたい人を応援!
