あなたは公務員になる前「公務員は定時で帰れる」と思っていたではないでしょうか。
実際に地方公務員になってみると、なんと残業をしている人が多いことか。
残業をすることで残業代を稼ぎたい人やまわりから頑張っていると思われたいという人もいると思いますが、家族ができたり自分の時間がほしいと思い、必死で定時で帰っている人もいることでしょう。
そんな必死で定時退所を達成できている人がしてはいけないことがあります。
それは次の3点です。それぞれ順番に説明します。
- 丸投げ体質になってしまう
- 自分の担当じゃないことはやらない
- 相手を優先しない
丸投げ体質になってしまう
なぜ丸投げはダメなのでしょうか。
それは自分自身が成長しないからです。
上司に判断を仰いだ時に「そんなの自分で判断しろよ」「前任者に聞いてくれよ」と言われることありますよね。それはその上司が今も過去も人に投げているからです。
そして、委託会社に対して、「お金を払っているんだから全部やってもらって当たり前」という考えから、「こんな感じであとはテキトーにお願い」なんて言っている人もいます。
外部の機関は「市民のため」なんて意識はほぼないでしょう。
そりゃ自分の会社の利益が優先なのは当たり前のことですから。
しかし何でも自分で抱え込まないといけないのかというと、そうではありません。
人に頼むことと頼まないことの線引きを心がけましょう。
人に頼まないことには次の2つが代表的です。
- 事業の方向性や目的を決めること
- 市民からの反応への対処
これらは重要な仕事の中のコアとなる部分です。
上記で例に出した職員のようにならないように気をつけましょう☆
自分の担当じゃないことはやらない
こういうスタンスをとっているとなぜいけないのかというと、相手の気持ちや立場を考えれてないからです。
自分の担当じゃないからしないというのは「今忙しいのに邪魔しないでくれ」というのと同じですよね。
「邪魔だなぁ。早く終わらないかな」という心の声は、相手に伝わってしまいます。
そしてさらに、このスタンスのままでいると、市民の前でも平気で同じような対応をしてしまいます。
これでは、私たちは役人という「問題を解決して市民の役に立つ人」であるはずなのに、そういう行動ではなくなっていますよね。
市民からだけでなく、同僚や上司からも嫌がられてしまい、頼られることもなくなり歳をとっても経験不足な職員になります。
歳をとってから経験を十分に積んだはずなのに、そんな上司になってしまわないように気をつけましょう☆
相手を優先しない
残業をしたくない・できないという人でも、仕事のスタンスは相手を優先することが大事です。
これは「自分が犠牲になる」と思われるかもしれませんが、巡り巡って自分を守ってくれます。
あなたが周りを助けているとそれが「貸し」となって、周りがあなたを助けてくれます。
これはきれいごとではなく本当のことです。
実際わたしも定時で帰ることに必死になって、相手よりも自分を優先してばかりでした。
自分を優先にしていると、部下や同僚に任せるばかりで、自分は窓口対応や雑用なんてしませんといったスタンスをとると、確実に嫌われます。(先ほどの丸投げと同じですね)
役所のような狭い人間関係のなかで、しかも長く付き合わないといけない人たちから、一度嫌われるとなかなかその信用は取り戻せないもの。
相手を優先する「ギブアンドテイクでいうところのギバー」のような働き方になると、あなたがミスや市民から責められても「あれはあなたのせいじゃない」「〇〇さんらしくないじゃない。でも〇〇さんでもミスがあるんですね」などと声をかけてくれます。
しかし普段から自分のことしかしない人には「またあいつか」「どうせあいつがしたんじゃないのか!?」「あいつ怒られてるよ。絶対助けてなんかやるもんか」などと先ほどとは真逆の対応になってしまいます。
定時に帰ることに必死になっても「相手を優先する」というスタンスで居続けたいものです。
まとめ
公務員でも定時で帰ることが難しい部署はたくさんあります。
だからといって定時を守らなければ、20時でも22時でも、ましてや24時すぎまでも仕事をしてしまいます。
これは心のどこかで「頑張っているところをみせたい」「公務員だからといって早くかえれるわけではないんだよ」というアピールを誰かにしたいんだと思うんです。
確かに数年前と比べると職員が半分に減っているというところもあるので、1人あたりの仕事量は確実に増えています。
1人ひとりが忙しいなかでも、早く帰って家族との時間や自分の時間をつくるのは非常に大事なことだとわたしは思います。
そんな中でも「丸投げしない」「自分の担当じゃないこともやる」「相手を優先する」この3つは意識しましょう。
別の記事では定時で帰るための仕事効率化方法をご紹介していますのでぜひ見ていただき、試してみてくださいね。
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最後までご覧いただきありがとうございました。